インターン報告:藤本ひかる(早稲田大学商学部)

今年の8月末に早稲田大学から交換留学生として韓国に来ました。

 

私が韓国留学を決めた理由は、「韓国を知りたい」からでした。高校時代、KPOPにはまり、韓国に興味をもつようになりました。韓国について調べていくうちに、韓国と日本の間には暗い歴史があり、またそれが今日の日韓の歴史認識問題として表れていることを知りました。しかしその一方で何千年も前から日本と朝鮮半島は交流があり、互いにおおきな影響を与えあってきました。そんな隣国、韓国をどうして無視することができるでしょうか。今後二国がともに歴史の壁を乗り越えて、協力しあう関係になって欲しいと思うようになりました。そのためには将来次代を担う若者がアクションを起こす必要があるのではないかと思います。

私はどうすれば日韓友好に貢献できるかをこれまで考えてきました。そして出た答えは「韓国を知る」でした。日韓関係が悪化する大きな原因は、「双方が相手のことを知らない」からだと思います。相手をよく知らないため、考え方に相違があるとき「敵」として相手を見てしまうのです。そのため日韓関係改善のためにまずやるべきことは、積極的にコミュニケーションをとり、相手との違いを知り、それを受容することだと思います。そこから日韓関係改善のための糸口を見出すことができるでしょう。こうして私は留学先で「人」と「コミュニケーション」をとることを第一理念とし、同時に日本を発信し、小さなものであっても日韓をつなぐ役割を果たすためインターン活動をはじめました。

 

私が主に携わっている活動は2つ。韓国の中高生による「多文化共生」のためのボランティア活動のサポートと、ソウルにある韓国語教室の運営です。一つ目の「多文化共生」プログラムに関してはサポートする立場であったとしても、韓国の中高生と一緒に第三国のためにボランティア活動をすることができ、かつ彼らとコミュニケーションをとることで韓国の学生がどのように学校生活を送っていて、どのようなものが彼らの中で流行っているかを知ることができます。そして韓国語教室の運営については、授業が円滑に進められるようにサポートをしながら、日本人受講者や韓国人の先生たちと会話をする機会も多く得られます。日本人受講者の中には旅行で来ている方や駐在や結婚で韓国に住んでいる方など多様です。

 

日本の大学での専攻は商学ですが、留学先の大学では日韓関係論、韓国近現代史、北朝鮮研究などの授業を履修しています。 日本では得られない知識を積むことができますし、何よりも同じ歴史を韓国の人たちがどのように捉えているかを知ることができるのが、この韓国留学の持つ大きな意義だと思っています。

 

大学入学後、留学に発つまでは日本の大学で韓国人留学生と交流をしたり、朝鮮半島について自分なりに勉強を進めてきました。ですが実際に留学に来てみると、今まで私がもっていた韓国のイメージが大きく変わりました。日本にいるときよりももっと多くの韓国人と交流ができるのは勿論のこと、そこで生活するだけで韓国の文化、社会、政治の雰囲気をつかむことができるのです。また人々の考え方や行動の傾向を知り、ときには「自分とは何か違う」と違和感を感じることはありますが、日本人にはない韓国人の「情の厚さ」を日々感じながら、いつも感謝の気持ちをもって韓国の人々と接するよう心がけています。

 

2016.11.18.

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