インターン報告:平井陽(北海道大学)

日本に帰国してすぐに就職活動をしなければいけないこと、同学年の周りの友人がいくつもインターンに参加していることから不安や焦りを覚え、私は韓国での交換留学中にこのインターンを始めることを決意しました。実際に会社という場所で働くということ、期限までに企画しなければいけないこと等、私たちインターン生に任された仕事は社員の方々に比べると決して仕事量が多い訳ではないですが、それでも責任を伴う業務であったことに代わりはありません。社会に出て仕事をしたことのない私のような学生に、インターンという業務は今後に生きてくるものだと思っています。

ひろばでは主に韓国人学生の日本キャンプ企画に携わらせていただきました。日本キャンプの計画とは韓国人の中学生から大学生の生徒が日本各地にホームステイやボランティアをしに訪れるというものです。その企画を立てるのが今回インターンとして参加した仕事でした。このキャンプの企画は実質引き継ぎという形で、土台が完成しているものもありますが、引き継ぎの時点での完成度はまちまちで、基本的にはその地方の団体とのやりとり等を一から進めなければなりません。日本の団体や企業と連絡を取り合い、日本でのキャンプの協力をお願いしたり宿泊先の手配、ボランティアの参加願いを中心に、私は週に2回インターンをしていました。なにもわからない状態から社員の方に何度も質問して確認をしたり、他のインターン生の方々と手探り状態で進めたり、考えていたよりも責任が必要な大変な仕事でした。このインターンでの仕事を通して、いままでの自分の社会の仕組みに対する無知さを思い知らされました。流れがうまく進まないことのほうが多く、ずっとパソコンに向かって奮闘する姿は、インターンを経験しなければわからなかったことだろうと思います。事務的な仕事は目立ちにくく、こんな細部まで決めなければいけないのかと気づかされる点が多く現在も今期夏に行なわれる日本キャンプの企画真っ最中で一生懸命組み立てているところなので、全てのキャンプ企画が成功するよう最後まで頑張りたいと思います。

また3月には日本から来たK-POPスクールに参加する学生たちの引率を担当させていただきました。日本からダンスやK-POPに関心を持つ高校生たちがソウル芸術高校や有名なアイドルを選出するダンススクールを訪れ体験をするというキャンプでした。引率という経験も初めてだったので反省点も多く残りましたが、担当させていただいてよかったと思いますし、夢を持つ学生たちは私にとってとても刺激になりました。学生たちの体力や好奇心旺盛さに驚くとともに、韓国でダンスをしたい、韓国語を学びたいという学生たちがひとりでも多く夢を叶えられればいいなと強く思いました。

日本キャンプの企画にもスクールの引率にも共通して言えることですが、私一人では海外で外国人という立場な上に、韓国語の能力や繋がりも少ないため、なんの役にも立てませんが、コリアプラザひろばを通して少しでも韓国の社会について知れたこと、韓国と日本の交流に携われたことを嬉しく思います。

これからの日本での就職活動に活きるかどうかは別として、異国で仕事をするという体験は、たとえ誰でもできる仕事だとしても誰もがやることではないと考えます。私の場合は日本での就職を考えているので韓国でのインターンをするのは稀なことかもしれません。私が韓国に交換留学をしたきっかけというのは韓国語の習得、ひとつでした。ただ実際に韓国に来て生活し語学堂と大学に通っているだけでは他の人でもできることだなとと途中から考え初め、どうしたら自分にしかできない留学経験になるのかということを考え葛藤していました。語学研修は語学堂等でできることなので自分だけの留学ということを考えた時、何も残らないのではないかと焦っていました。

しかしここで経験したことは私だけの経験となり、私なりの交換留学中の過ごし方ができたのではないかと今は思います。先にも述べた通り、特別な技術や語学力のない私に、このような貴重な体験をさせてくださったことに深く感謝致します。

 

2016年5月17日

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